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腋の下にはエクリン腺とアポクリン腺、両方の汗腺があります。アポクリン腺から分泌される汗が原因となるのがワキガ、エクリン腺から分泌される汗が原因となるのが多汗症です。エクリン腺が全身の皮膚に存在し、体温の調節をする働きを持ち人間の一生涯について機能するのに対し、アポクリン腺は脇の下、まぶた、外耳道、外陰部なども限られた場所に存在し、思春期頃から活性化し年を取ると停止します。多汗症の原因となるエクリン腺からの汗は水分と塩分ですが、少しだけアンモニアが含まれているので、汗をかくと汗臭い臭いがします。一方、ワキガの原因となるアポクリン腺からの汗はアポクリン汗はタンパク質、脂質、中性脂肪、脂肪酸、コレステロール、グルコース、アンモニア、鉄、着色物質などを含み、これらが脇の下の菌などの作用で分解されると独特な臭いを発生させます。
多汗症の治療において交感神経を遮断する手術がありますが、腋の下の多汗症の場合はそれが効果的とはいわれていません。そこで、ワキガ治療において腋の下のアポクリン腺を除去するように、多汗症の治療で腋の下の汗腺を除去する手術は適切でしょうか?一般的美容外科などにおいては、多汗症治療の場合アポクリン腺やエクリン腺を含む広範囲の部分を切除するようです。ワキガの人は多汗症にも悩んでいる人も多く、アポクリン腺を切除する際にエクリン腺も切除することで、ワキガと多汗症、両方の治療を行います。汗腺を切除する手術の場合、代償性発汗は起こりませんので汗腺の除去は有効な治療といえるのではないでしょうか。ただし、ワキガに伴う多汗症の場合は比較的症状が軽いケースが多いようです。
ワキガや多汗症で悩んでいる場合、汗をかきたくないからといって水分をなるべくとらないようにしている人もいるのではないでしょうか?しかし、それはワキガや多汗症にはかえって逆効果になってしまいます。汗の機能は体温調節をするというもの。水分をとらないからといって、必要な時には自然と汗は出るのです。逆に、水分が体内に不足すると便秘を引き起こすことがあります。便秘になると腸内の細菌がアンモニアなどの臭いのある物質をつくり出し、その臭いが分泌されることで臭いが強くなってしまう可能性があります。水分を控えることはワキガや多汗症の予防にはなりませんので注意しましょう。
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